円盤にいくつかのピンを取り付けたのがピン歯車です。
「歯があればかみ合う」的な理屈で普通の歯車よりかなりアバウトな感じがわかると思います。作りやすいです。
基本的にできることは傘歯車と同じく、2つの歯車の回転軸同士が傾いている時に回転を伝えることができます。
同じ形状である程度の角度幅になら対応することができます。
(わずかですが、設計次第で可変性の傾きに対応することもできます。)
デメリットとして、バックラッシ(歯車同士の遊び)が大きくなります。
なので回転方向が変化する機構の場合は対策する必要があります。
また、ピン歯車は何気に平歯車や内歯車などとかみ合わせることもできます。
省スペースに機構を作る場合は平歯車とピン歯車をそのままかみ合わせるのもありです。