複数のカムにより循環的な位置制御を行う機構です。
レシピ
回転はゼネバ歯車から与えられます。
ゼネバ歯車に結合されている3枚の板カムは、2段階の位置情報を持っています。
一番手前の板カムを見ると、ゼネバ歯車により6つの角度に動き、そのうちの1つの角度でカムの従節が下がるようになっています。
奥の2枚も同じで、角度だけずらして配置されています。
そのため、従節を手前から1、2、3とすると、
1→0(停止)→2→0(停止)→3→0(停止)の動きをするようになります。
この機構のメリットとなる点はカムの形状を変更することによって、動く従節を任意に設定できることです。
回転という単純な動力から複雑な制御をさせることが可能となります。ただしその制御は循環します。