カムと呼ばれる非円形の板があり、その輪郭を節がたどることによって、回転を複雑な動作に変えることができます。
そのカムの中で最も単純なものが板カムになります。
カムを使うことで動きのパターンを詳細に決めることができます。
ただ、いくつか注意点がありまして、
・アウトプットできる動きは直線か弧線の往復運動になります。これは節の取り付け方に依存します。
・板カムの場合、カムと節の接触は重力に任せるので設置場所が限られる。
・摩耗や摩擦の対策が必要
などがあります。
上記の注意点にもありますが、板カムは重力任せのところがあるので輪列の最初や中間には組み込むと重力より歯車たちの摩擦が勝ってしまうのでうまく働かなくなります。なので、最後のほうに組み込むのがいいです。
それでも任意の動きを歯車や輪列の始めに行いたい場合は板カムではなく確動カムにするのがいいです。こちらは重力関係ないので使いやすいです。