カム が だげき を 作る !

コラム | Column

板カムを使うことで弾く動きができるって話です。

板カムは、輪郭の起伏を利用して節の位置を詳細に制御することに使えます。そのため板カムの輪郭は滑らかになっていることが多いです。

そこでもし、板カムの輪郭の起伏に急激な変化をさせたらどうなるのか。だいたい検討がつくかと思いますが、大きく2通りの結果になります。

1. 節がカムの変化に対応できず止まる

勾玉状のカムを考えます。

勾玉状のカムがこの方向に回転すると節はどうなるでしょうか。

はい、引っかかります。節からすれば「突然壁ができる」ような感じです。変化に対応できずカムはそれ以上回すことができなくなります。

板カムとしては本来の機能ができないのでこの設計は失敗でしょう。

ですが、実はこれはロック機構と同じものなんです。

使い方によっては、「止まる」も有効な働きになり得るということです。

2. 節がカムの変化に対応し急激に動く

「対応できない」の反対は「対応できる」という話になります。

勾玉状のカムを考えます。今度は先ほどとは逆の形状です。

このカムをこの方向に回転させます。

この場合の節は重力でカムと接触しているとすれば、節にとっては「坂道からいきなり崖になる」ような感じです。

崖になったら節は落ちます。この時の動きを使うと、節には打撃をつくるような動きをさせることができるようになります。この場合の節はスタンパとも呼ばれます。

例としては以下の動画のような節にハンマーを取り付けたものなど。

Make a Leonardo da Vinci cam hammer

打撃の大きさは節の重さによって決まります。重さを出すことができない節の場合はバネを使うなどしてカムに押し付けるといいかもです。