機械式7セグメントディスプレイの構造

コラム | Column

「機械式7セグ時計」に搭載している7セグ表示器の構造です。

各セグメントはカムによって制御されています。

水色の部分がカムです。

カム群は2つあって、この間にラックの付いた従動節が入ります。

カムの下の歯車は互いにかみ合っているので同じ速度で回ります。(回転方向は逆)

カムの起伏は36度ずつ切り替わります。

36度なのは10個の数字(0,1,2,,,9)を順番に表示する場合です。(36×10=360度)

秒や分の2桁目の場合は0~5なので6個=60度ずつ切り替わることになります。

ラックがピニオンを動かします。

ピニオンには数字を構成するセグメントが付いていて、90度回ります。

その一連の構造を組み合わせていくことで機械式7セグメントディスプレイは構成されています。

バックラッシの影響を受けやすいので組み立て難易度は高いです。