世界時計、完成しましたね。
ご存知の方もいると思いますが、実はこの時計は5年前にはすでにデータがあったんです。
当時のデータです。
当時はCNCフライスで作ることを目標にして設計していました。
ですが製作難易度が高くて止まっていました。
その制作の残りなんかもあります。
球面に沿う歯車です。
この歯車はアルミから削り出しています。
削り出してるってことは、湾曲したぶんの高さから削り出しているってことなんです。
なので材料の8割くらいを削ってこの歯車を作ったわけです。
あとは球体フレームなど。
当時はDMMの3Dプリントサービスを利用して高精細アクリルで出力しました。
それなりにお値段したはずです。
ですがまあ、作れなかったわけです。
もちろん技術的な問題もありますし、やる気の問題もあります。
そんなわけでずっとお蔵入りしていました。
最近になって3Dプリンターがうまく扱えるようになってきて、温め直した次第です。
昔設計したデータとリメイクしたデータの比較です。
球体のサイズは3Dプリンターで作れる程度に一回り大きく、土台は底面が正方形になりました。
土台の中身も色々変更。
過去のデータと比べると設計力が上がっているなと感じます。(それでもまだまだですが)
とりあえず形になってよかったです。昔のデータも成仏できそうです。
細かい設計のことについて書くと大変なのでまとめ動画見てね。
あとは展示などで会った時に直接聞いてくださいな。