カムを使った論理和の機構です。
レシピ
板カムを2枚用意し、接触する従動節の上にさらに節を配置することによって、
カムによりどちらかの従動節が持ち上がったときに「1」にすることができます。
2つの従動節が下がった状態の時のみ、「0」になります。
アニメーションでは2枚のカムを一緒に同じ速度で回転させていますが、本来はこのような使い方はあまり無く、現実的にあり得るのはどちらかのカムのみ動かす、2枚を速度を変えて動かすことでしょうか。
「どちらかのカムのみ動かす」という点においてはこの論理和機構は何かとメリットがあり、
例えば最終的に動く節を同じくして用意したカムの枚数分の動きをさせることができます。
つまり、カムに文字などの情報を入れた場合は回転させるカムを切り替えることで出力も変えることができるとということです。
使用する際の注意点としては、停止中のカムや使用しない節は「0」の状態にしておくことです。
また、この論理和機構では最終可動節の重さは、カムの従動節の自重とは逆の方向にかかっていることです。
最終可動節が重すぎて従動節がカムと接触できなくならないよう、
重さの調整やバネの設置が必要です。
余談ですが、数字を入れ替えるだけで論理積の機構になります。
見えにくい部分は3Dモデルで確認してください。