書き時計に使われている脱進機です。「tardy’s escapement」という脱進機を参考に作られています。
(書き時計って何かって?こいつです。)
この脱進機は書き時計では筆記の際にその動作速度を調整する目的で使われています。ガンギ車が爪を押すことで扇状の部品が動き、反対側の爪が内側に入り込みます。
力の伝達は棒テンプ式脱進機と同じで、動きとは反対側に力を与えます。扇型の部品の慣性が抵抗となり、速度調整をすることができます。
「tardy’s escapement」を見るとわかりますが、書き時計のメインの脱進機もこのタイプを参考にしています。今思えば、棒テンプ式なのでトルク増減による誤差が大きいので普通の振子にしておけばよかったナァ…なんてね。
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書き時計の脱進機に使われている機構
tardy’s escapement