物理カウンターに使われる間欠歯車です。
形状は2層になっていて、原動側の径は歯数20の歯車をもとに設計されています。
従動側の歯車は歯数8をもとに設計されており、下半分は1つおきに歯が欠けている形状をしています。
動きとしてはゼネバ歯車と似て、一定角度のみ回転を伝える動きをします。
違いとしては、回転が伝わる時の角度がゼネバ歯車では原動側>従動側でしたが、こちらは原動側<従動側です。
原動側は1周のうち1/10(=36°)の間だけ従動歯車に回転を伝えます。
それ以外の角度では従動歯車は固定されて動かず、原動側だけがスリップするように動きます。
この機構を複数組み合わせて使うことで、物理カウンターは09→10に数字が繰り上がる時にだけ、隣の歯車も回転させることができます。さらにその歯車にも同じ機構を合わせるとどんどん
桁を増やしていくことができます。
ちなみに、原動側の間欠歯車は歯車24をもとに設計することも可能です。この場合は原動側が1/12周の間だけ従動側を回転させることができます。
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