機械花、つまりは秩序ある無秩序をより良いものにしようと思います。
秩序ある無秩序は「座標軸の無視」がテーマでした。
今回もそのイメージは踏襲しつつ、モチーフとして用いた機械花に焦点を当てた作品を考えていきたいと思います。
今回は「人工植物」というテーマで考えていきます。
初めに考えていきたいのは機械花の構造の改良です。
秩序ある無秩序での機械花は6枚の花弁を1つのリンク機構で動かしていました。
花弁の形状は閉じた時にまとまるように既に内側に曲がっている形状でした。
んで、花が開き切った時にもその内側に曲がった形状が維持されたままなのは少し気になるのでその部分をなんとかできないかと考えました。
つまりは花弁に曲率の変化を持たせるということです。
どうやるかというと、交差リンクを使います。
交差リンクについては機構紹介では載せていませんでしたね。
言葉でイメージできるかと思いますが、平行リンクの交差バージョンみたいな感じです。

交差リンクは片方が傾くと開くように形が変わります。
これを利用し、花弁に関節を持たせることで角度を変えることができます。
(現在製作中の作品につき有料記事です。)