控えてたイベントが終わったのでまた作品を作ろ

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こんちは
いろいろと控えていたイベントを終えたので一息ついている次第です。

あ、メーカーフェアお疲れ様でした。
「からくりすと」として初展示でしたがけっこうお客さんに見てもらえたのでよかったなと思います。
初展示だったので仕方なかったのですがブースが作品のみの簡素な感じになったので、次出展するならもう少し気合入れてやろうかなと思います。

ボランティアの矢部君お疲れ様でした。彼のPCがブースに置いてあったのでそれなりな雰囲気を醸し出すことができました。ちなみに彼は期間中プログラミングの仕事をしていました。彼には今回のご褒美としてブラックサンダーをあげました。

ものづくり系の展示だったので見に来た方に歯車好きが多かったですね。
「CNCフライス」と言って伝わるのもメーカーフェアだなと思いました。

それと、福島県の白沢ふれあい文化ホールにて書き時計の講演を行ってきました。
定員20名を3回やってきました。

1時間予定されていたのですが、僕も話があまり得意ではないので結構短くなってしまいました。
スクリーンとかあったらもっと話ができたかな?と反省。
遊星歯車機構を見たことない人に説明するのは至難の技だと思います。

久しぶりに見た書き時計も現在の状態について実感、制作して4年たったんだなと改めて感じました。

さて、落ち着いてきたのでまた作品を展開していきたいと思っています。

主に2つの方向性での展開でしょうかね

  • 機構学っぽい方向の作品

動力の変換や運動方向の変換に趣を置いた、単純な運動からの制御を見せる作品です。
書き時計やからくり決済などがこちらの分類です。

また大きめな作品を作りたいと思っています。
できればからくり決済みたいに「からくりを動かす」という体験ができるような感じにしたいですね。

例えば今後僕が展示する時に使えそうな自動販売機とか、音が鳴って機構が動くオルゴールとか、いろいろ思いつきそうですね。
自動販売機についてはなんだか商業的な感じがしますが、新たな挑戦としては価値ある作品となるでしょう。ね。

  • アート寄りの作品

歯車を利用した立体造形の作品です。秩序ある無秩序とか規則的な集合体がこちらの分類です。

この作品群は非常にウケがいいです。

ウケがいいから作るというわけではないんですが、こういう可動する歯車の立体作品ってあまり類がないんですよね。

面白い割に開拓されてないって非常にもったいないですよね。僕はこういう作品を見るのも作るのも好きなので、「好きなものを追求する」と言う意味でも展開していきたいと思います。

この作品の展開には、現段階ではシリーズっぽさがあるといいかなと思っています。
例えば秩序ある無秩序と規則的な集合体は同じ土台の形状をしていますよね。
こういう、ある程度のフォーマットを決めてしまった方が作品の統一性があると思います。絵でいう額の部分的な。

あと、アート系の作品だとけっこうデリケートな形状になりがちです。
なので動作を見せるためには自動的な稼働=ゼンマイや錘を利用した作品にすべきだと考えています。

メーカーフェアでも触らないでって書いてあっても触られたりしたので、動く作品は「動き続けている」というのは重要なんだと思います。


あとは、当サイトへの新機構の掲載でしょうか。
新機構の考案は作品の設計での副産物のようなものです。

うちのサイトの新機構は動きは面白くても用途がかなり限定的なものが多いですね。
動力統一機構やら回転方向修正機構やらをご自身の製作に検討する人はほぼいないでしょう。
それはある種、電気制御がものづくりを支配しているというのもあるのかな?

それはどうでもいいんですけど。作り手さまの刺激になればいいと思います。

あ、部屋にカマキリ出ました。